美浜町三尾の旧三尾小学校音楽室で11日、昭和30年代に流行した「うたごえ喫茶」が復活。和歌山市で音楽活動をしている木村ともさん(59)とまりさん(56)の夫婦を迎え、地域の主婦ら約40人が懐かしい歌謡曲や春の歌で楽しいひとときを過ごした。
 三尾地区のIターン移住者と地元の人たちでつくる地域活性化グループ、コミュニティ三尾(岡本炎弥子代表)の春の企画「みんなで歌おう」。木村さん夫婦はProjectoneというユニットで、ともさんがギターとボーカル、まりさんはキーボードを演奏。和歌山市内のライブハウスで毎月1回、うたごえ喫茶を開くなど音楽活動を展開している。
 いまの季節にぴったりの 『春よ来い』 や 『早春賦』 、東日本大震災の復興への願いを込め、坂本九のヒット曲『見上げてごらん夜の星を』 のほか、アニメソングの 『アンパンマンのマーチ』 などもあり、参加者は歌詞カードを手に体を揺らせてうたっていた。