最近「○○計画」というのを目にする。御坊なら、まず産業、福祉、観光などさまざまな市の施策の大本となる総合計画があり、その内容を一層具体化した実施計画がある。各分野ごとにみると、総合計画とは別に福祉関係では地域福祉計画、障害者計画、次世代育成支援計画、介護保険事業計画。建設関係では橋、住宅でそれぞれ長寿命化計画。行革では行財政改革。とにかくいろんな計画がある。
 各分野ごとに計画を策定して、きめ細かな施策を盛り込むことは大切。しかし、同じような内容で重複する計画もあり、果たしてこんなに種類が必要なのだろうか。特に福祉関係をみると、これまで高齢者、子育て、障害者の支援で3つの計画があったところに、さらに本年度末までに福祉全般的な施策を盛り込む地域福祉計画を策定している。近年の福祉施策が重要で、福祉の全体的な方針をまとめた計画の必要性もある。しかし、それは市の各種全般的な施策を盛り込む総合計画の中でも対応できるのではないだろうか。逆に地域福祉計画を策定するなら高齢者、子育て、障害者の3つの計画を個別につくる必要はないのでは...。
 ただ、いずれの計画も国の指導で策定を求められている。職員レベルで策定できればいいが、専門的な内容の計画は策定業務を業者に委託せざるを得ず、予算は数百万円にのぼる場合も。だからつい「業者をもうけさせるための策定?」と勘繰ってしまう。特に橋などの長寿命化計画は策定しないと、今後改修するときに国から補助金がもらえないという縛りも付いている。
 いずれにしても計画だらけで本当に役に立っているのか疑問。問題は国の方針だと思うが、いま一度各種計画を整理して無駄を省いていただきたい。      (吉)