きょう25日はクリスマス。2011年も残すところ1週間となった。クリスマス寒波が到来するなか、西日本では「冬の節電」が本格化。ことしの冬は一段と寒さが辛くなりそう。
 去る19日から関電の冬の節電要請がスタート。年末年始を除く平日の午前9時から午後9時までが対象で、来年3月23日まで実施される。今冬は15%以上の節電を要請した今夏に比べて「厳しい状況」。関電は保有する原子力発電所11基のうち10基が定期検査と国の震災対策で運転を停止、残る福井県の高浜原発3号機も2012年2月20日に定期点検で止める予定。2月は最大8%の電力不足が見込まれている。
 さて、皆さんは冬の節電対策をしていますか。周囲に聞くと、小まめに照明を消したりコンセントを抜くほか、「厚着」を実践している人が多い。機能性の下着を身に付けたり、暖房機器の使用を抑える代わりに暖かい服装で寒さをしのごうという姿勢。筆者も上着、Yシャツ、Tシャツの中にもう1枚インナーを着ている。一方、体温上昇効果がある食品を食べているという声も。ショウガやトウガラシなど、これは夏の節電の際にはなかっただろう話で、感心させられた。特に冷え性で悩む方が多い女性には一石二鳥の対策。たんぱく質をとり、朝食を食べ、そして首の後ろを温めるなど。かくいう筆者も手足の先が冷えて仕方がなく、いくつか実践してみようと思う。
 年末年始、国会では消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革について議論がヒートアップしそう。さらに懐が寒くなりそうな将来へ、とりあえず「着る」と「食べる」で節電対策をするとしよう。      (笑)