日高川町の台風12号洪水被害に関する農林業・商工業者等支援施策説明会が15日、川原河の山村開発センターでスタート。被災住民ら60人が参加した。
 町では、国や県の補助対象にならない被災者を支援する補助施策を農林業者支援、商工業者支援の2本柱で推進。農林業者支援は、トラクターや軽トラックの車両や機械設備の修繕、再購入の費用を助成する機械等修繕事業を目玉に、農地の土砂撤去、施設復旧、借入金の利子補給の4事業。商工業者支援は、事業所や設備の修繕費を助成する復旧支援補助金と、借入金の利子補給の2事業。この日、中家哲公室長が「被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。支援制度で復興を応援させていただければ」とあいさつし、職員らが商工業、農林業の順で支援策の内容や申請方法など説明した。
 参加者からは農地の土砂撤去について「小規模農地だと補助率(13万円未満は2分の1、以上は10分の9)は低いので他人の農地も合わせて申請してもいいのか」、商工業の復旧支援では「職を変えての再スタートでも補助をしてくれるのか」などの質問があった。
 支援説明会は17日までの3日間で、2日目は高津尾の日高川交流センター、最終日は小熊の農改センター。