先月24日からアイドルグループ「AKB48」の22ndシングル選抜総選挙が行われている。投票は8日まで。9日に弁護士立会いの下、東京の日本武道館で開票される。「投票の棄権はダメ」。以前、そのような趣旨のコラムを書いたことがあり、先輩のからかいもあって投票することにした。
 学生時代、先輩たちと一緒に「モーニング娘。」のコンサートを見に行ったことがある。コンサートというよりショーのような印象。また、昨年の高校文化祭で生徒が「AKB48」の曲で踊っているのを見たときも同じ、明るく元気をもらえたような気がした。何より一生懸命練習してきた、その姿がよく、アイドル的な活動は嫌いな方ではない。
 早速、投票方法を調べ、投票権が得られるMobile会員になってみた。この総選挙は獲得票数上位21人が次回シングルの選抜メンバーに選ばれるというイベント。ヤラセなしの「完全ガチンコ方式」だそう。立候補者は150人(5月12日現在)で、約3・8倍の競争率を突破した40人が通算22作目のシングルCD制作に参加でき、上位21人の選抜メンバーがメーンとなる曲、22位から40位までが同CDのカップリング曲を担当。各種メディアに出演できるのは12位までの「メディア選抜」に限られるという。
 投票に金がかかったり、開票速報、スポンサーといった「ビジネス」「金儲け」との批判もあるようだが、彼女たちにとっては人生をかけたガチなのだと思う。この歳になると、ひがみ、ねたみでアイドルを嫌ってみたりするところもあるが、選挙をはじめ、「会いに行けるアイドル」をコンセプトに一生懸命頑張る姿を応援したい。  (笑)