由良町大引の白崎海洋公園で28日、第22回元気ゆら ふるさとフェスティバルが開催される。副題は「がんばろう日本 がんばろう東北 元気をゆらから発信」。東日本大震災後、全国で自粛ムードが広がるなかも、被災しなかった地域として、社会経済の活性化による支援という意味も込めて例年通り。土曜日とあって一日中張り付いていられないが、できる限り会場でイベントを楽しみながら取材したい。
 フェスティバルは地元の優れた産品と豊かな観光資源を町内外にPRするイベント。また、町観光協会のツアーもあり、多くの人が由良に訪れる。ツアーは、まちの魅力にふれ、リピーターや広告塔になってもらおうとの狙い。来ていただく側として最高のもてなしができ、口コミで由良の魅力が広げられるよう頑張りたいと、観光協会の丸宮信幸会長も張り切っていた。
 先日、町産品販売協議会の試食販売が高速道路印南サービスエリアで行われ、取材に行った。町の特産ワカメを使った新商品のようかん「海と大地」をPR。白浜方面から和歌山市、京阪神方面への帰り客に売り込んでいた。試食した人に話を聞くと、味は好評。県内の方が多く、ほとんどが由良町を知っていた。観光ガイドへの食いつきもよく、魅力は十分。県内での知名度もそこそこといったところだろうか、あとは県外と、知っている人に来ていただき、魅力にふれてもらうことが大切になる。
 観光だけでなく、何を目当てに遠出するのだろう。食べる、観る、遊ぶ、そして買う。フェスティバルの主題は「見直そう・きり拓こうふるさと由良の見どころ・味どころ」。町民自身が町の魅力に自信を持ち、町外へアピールできるよう頑張ってほしい。  (笑)