記者になってカメラとボールペン、ノート、そしてシステム手帳が必需品となった。手帳内のカレンダーに取材の場所や時間を書き込み、毎朝まずチェックするのが日課だ。記者の中には手帳を持たない人もいるが、数ある取材スケジュールを頭で覚えることなど筆者には考えられず、入社以後いつも持ち歩いている。ただ年度末に来年度分のカレンダーを買い替える必要があるのだが、これが結構高くつく。この際、思い切ってスケジュール管理に長けているというスマートフォン(スマフォ)に買い替えてみた。
 手帳と同じようなカレンダーを表示することができ、予定と時間、場所などを入力し、時間が来ればアラームで知らせてくれる。パソコンでも同じカレンダーを表示、編集することができるので、たくさんのスケジュールも一気に入力でき、スマートフォンを紛失したときにも安心だ。スケジュールソフトも無料、有料合わせてたくさんある中から使いやすいものを選べ、従来の携帯電話より便利になっている。
 このほかインターネットもパソコン並みに使えるので、外出先でのPCメールチェックや用語の検索などに大活躍。無線の小型キーボードをつなげれば、パソコン同様に記事を打つことも可能だ。一方で電池の消耗が早かったり、慣れるまでタッチパネルの操作が難しく、また携帯電話よりかなり複雑で、ある程度の知識や勉強が必要と、良い面ばかりではないが使いこなせば仕事、プライベートでも携帯電話以上に活躍しそう。ただ筆者にとってもっともメリットは、毎回書くことに頭をかかえる本欄のネタの一つになってくれたことだ。      (城)