

バス会社で一定期間、無事故を続けた事業所をたたえる近畿運輸局長表彰に、由良町里の中紀バス株式会社(高垣太郎代表取締役社長)と印南町印南の印南交通株式会社(周家洋平代表取締役)が選ばれた。
表彰は1954年に始まり、保有車両数に応じて6カ月から5年を1期として、各期の無事故事業所を表彰する。今回は県内6社を含む近畿2府4県の22社が選ばれ、先月29日、近畿運輸局で長﨑敏志局長から表彰状が贈られた。
中紀バスは、2年半を1期とし、1994年4月1日から無事故を継続。9月30日で12期32年6カ月となり、受賞した22社の中で最長となった。同社は路線バスや観光バスなど45台を保有し、従業員は約30人。車両には安全のための最新装備を搭載し、定期的な研修も実施している。高垣社長は「先代から築き上げてきた安全、安心の運行管理、社員の努力、何よりお客様のご協力があったからこそ、ここまで来られました。安全運転に終わりはなく、さらに努めていきたい」と話した。車両の更新も進めており、今月、今年3台目となる新型車両を導入。4月に導入した車両と同じ新デザインの路線バスで、先進装備やバリアフリー設計を採用している。
印南交通は5年が1期となっており、貸し切りバス事業を始めた10年前から、今年9月30日で2期10年の無事故。同社の車両数はバス3台とタクシー7台の計10台で従業員数は11人。「あわてない、あせらない」の運転と従業員の体調管理も心がけている。交通事故やクマなどの情報が入ると、全従業員で共有する。周家代表は「受賞は大変光栄で、身の引き締まる思いです。これからも無事故を継続していきたいと思います」と話している。


