
食欲の秋、味覚の秋。グリコのポッキーや森永のエンゼルパイなど、昔から身近にあったお菓子にまつわるエピソード満載の一冊をご紹介します。
内容 おばあちゃんの家に行くと必ずあった「カンロ飴」、お菓子でありながら「笛」というおもちゃの役目も果たすコリスの「フエラムネ」、「おもちゃのカンヅメ」を手に入れるため金のエンゼル・銀のエンゼルが出るのを心待ちにした「森永チョコボール」、ウサギとリスのキャラクターでおなじみの「クッピーラムネ」…。数々のお菓子にはそれぞれ、誕生にまつわる秘話がある。
昔ハリスというお菓子会社があり、その子会社がコリスといった。ハリスが一般お菓子屋向けのお菓子、コリスが駄菓子屋方面を担当していたという。ハリスはその後カネボウ食品に吸収されたが、コリスはカネボウの子会社となり名前が残った。そのコリスのヒット商品がフエガム。リング状で中が空洞になっていて、口に含んで吹くと笛のような音が鳴る。歴史は古く昭和28年(1953)にハリスから発売。その後コリスに引き継がれ、1963年にはフエラムネが出た。フエキャンディという三男坊も誕生したが、四男として迎えようとしたチョコレートはちょっと暑いとすぐに溶けてしまい、残念ながら一家の仲間入りはできなかったという。
そのほか、当初はチョコレートボールという名で「おもちゃのカンヅメ」プレゼントで人気となったチョコボール。「日本独自のフレーバーの飴を開発したい」というコンセプトで誕生した醤油味の「カンロ飴」等々、昔なじみの人の意外な正体などを聞くようで、楽しい一冊となっています。(里)


