御坊市教育委員会が市立幼稚園の統廃合、または福祉部と連携した市立の幼稚園と保育所との一元化について、本格的な検討に入る。2025年度末で閉園となった大成幼に続き、塩屋幼が園児数の減少で閉園の可能性が出てきたことへの対応。これまで踏み込んでいなかった幼稚園、保育所の再編が進むのかどうか注目される。

 市教委は22日、来年度の市立幼稚園新入園児の募集内容を発表。塩屋幼については今回の応募状況を見て、28年度以降の3歳児を募集しない可能性があり、その場合、来年度の3歳児が最後の卒園生となる(閉園する)可能性があるとしている。

 園児数をみると市教委の所管となる市内3幼稚園は塩屋10人、湯川19人、名田16人。市内唯一の私立認定こども園となる御坊幼稚園は58人(以上今年4月1日現在)。市福祉部所管の市立保育所はつばさ69人、わかば40人、しらゆり40人。市内の私立保育所はしんせい135人、愛徳97人、たんぽぽ37人(以上10月1日現在)。

 市の人口減少、少子化は他の多くの自治体と同様、深刻化しており、すでに小学校、中学校はあり方検討委員会から「ともに1校に統合が望ましい」との方向性が示され、現在、適正規模・適正配置の基本計画策定が進められている。市立幼稚園についても統廃合するのか、それとも市立保育所を含めた幼保一元化で認定こども園への移行を目指すのか、塩屋幼が閉園の方向となれば、議論が一気に加速しそうだ。