日高川町入野、JAわかやま紀州地域本部紀州選果場で4日から、主力品種の温州みかん「ゆら早生」の集荷が始まった。今年は夏場の降雨が少なかったため、サイズは例年よりやや小玉傾向だが、糖度が高いのが特徴。今月20日ごろピークを迎え、11月初旬まで収穫される。

 極早生みかん「YN26」、「日南」に続いて収穫時期を迎えた。選果場では果実の大きさや外観のきれいさのほか、センサーによる糖度や酸度をチェックして箱詰め。7日から出荷が始まり、東京、大阪、仙台、富山、福島など全国各地に届けられる。今年は出荷が多かった昨年の1000㌧をやや下回る見込みだが、糖度が高く、オリジナルブランド「ゆらっ子」(糖度11度以上)が昨年(8割)を上回る見通し。例年は5~6割程度。

 同JAは「夜の気温が下がり始め、果実の色付きも進んでいる。甘さ抜群のミカンに仕上がっているので、ぜひ味わってもらいたい」と話している。

 ゆら早生は1985年に由良町で誕生した品種。宮川早生という品種の枝変わりとして発見され、1995年に品種登録された。早い時期に収穫される極早生種で、果肉を包んでいる皮が柔らかく、高い糖度と濃い味が特長。