

読売新聞社、読売書法会主催の第42回読売書法展、幹事の部漢字部門で書団神融会崇光社を主宰する安宅川崇山さん(79)=美浜町、本名崇=が読売俊英賞を受賞。志賀瀟碧(しょうへき)さん(35)=日高町、本名麻由=は読売奨励賞を受賞した。
安宅川さんの作品は幕末の詩人・篠崎小竹の詩「嵐山雨景」。にわか雨で花見客が去った山の情景を表現した詩で、七言絶句28文字を54㌢×226㌢の画仙紙に行草体で書いた。昨年夏に軽い脳梗塞を患い左半身にしびれの残る状態だったが、「一枚一枚をより大事に、濃墨を用いて気持ちを筆に託す思いで書いた」という。そのような苦心があっただけに喜びと感動もひとしおといい、「お陰様の一言に尽きます」と喜んでいる。
志賀さんは明代の政治家朱國祚(しゅ・こくそ)の詩「天台道中」を書いて奨励賞を受賞。けわしい天台山を登る道中を表現した詩。墨の量をコントロールし、縦横のバランスを美しく書くよう心がけたという。「自分ではもう少しよく書きたかったという思いはあるのですが、いい結果が出て安心しました」と話している。
そのほか崇光社、日高町の弓場龍溪さんが主宰する溪友会、日高川町の津村龍堂さんが主宰する石門会、日高地方からの入賞・会友出品は次の皆さん。
【漢字】秀逸=丸畑白鈴(広川町)、鳥居哲石(日高川町)▽会友出品=中村篝花(和歌山市)、中嶋紅玉(御坊市)、丸田咲華(印南町)▽入選=〓垣星湖(有田市)、石本光波、松村錦舟(以上御坊市)、佐々木徑翠、佐々木奏玲(以上広川町)、小西未矩(日高町)、中松日向葵、畑﨑和代(以上みなべ町)
【かな】入選=笹野美翠(印南町)
【調和体】秀逸=廣田香名(御坊市)▽会友出品=津本玉倉(美浜町)▽入選=宮本紀美子(御坊市)、湯川之子(美浜町)、山岡龍史(白浜町)


