
日高川町三十井川地内の町道姉子修理川線で9日から11日にかけて土砂崩れが3回発生し、二次災害の危険があるため、12日から通行止めとなっている。迂回路は中津地区と美山地区に通じる林道などだが、いずれも日高川沿いを通る県道まで車で40分程度。三十井川集落(9世帯)の住民らの日常生活に大きな支障が出ている。復旧時期は未定。
現場は三十井川の集落から南の地区内を流れる三十井川の下流方向へ約500㍍の地点。町によると、9日に小規模な土砂崩れが発生。2日後の11日夕方には2回目の崩土があり、高さ約30㍍の山斜面が崩れ、幅4・5㍍の道路に約20㍍区間にわたって土砂が堆積し、通行止めとなった。その後、復旧作業に取りかかり、同日午後10時半にいったん通行止めが解除されたが、翌朝、役場職員が明るくなった現場を目視で確認したところ、斜面から落下しそうな土砂が確認され、12日午前9時に再び通行止めとした。13日には倒木を伴った土砂崩れが発生した。今後は落下の危険がある土砂を取り除き、法面を保護する復旧工事を行う。
通行止めから19日で1週間が経過。土砂災害前は三十井川集落から県道姉子橋付近まで数分で行くことができたが、迂回路は株井峠の西側に通じる林道か、有田川町を経由して美山地区の国道424号に出る2ルートで、大きな時間ロスとなっている。
三十井川在住の50代男性は「御坊まで買い物に行くのにこれまでは30分から40分だったが、現状は1時間半程度かかる。迂回路は道が狭いところも多く、電灯もない。霧がかかることもあり、夜間は運転をしたくない」、60代の男性も「電気は通っているが、移動が大変。周りの人も高齢化が進んでいるので、万一、体調が悪くなったときも病院まで行くのに時間がかかるのが心配」などと話している。

