由良町は、夏休み期間中だった8月の町内観光施設来場者数をまとめた。町のシンボル的施設である白崎海洋公園は3万1688人で、2022年以来4年ぶりに3万人を超えた。戸津井鍾乳洞も3417人と、前年の高水準を維持。町では、観光PRキャラクター「ゆらの助」や観光大使のアイドル「由良ゆら」さんらを活用したSNSでの情報発信が集客につながっているとみている。

SNS投稿用に白崎海洋公園の展望台に立つゆらの助

 白崎海洋公園の8月の来場者数は、前年度の2万8914人から2774人増加。コロナ禍の2022年には「密を避けられる観光地」として人気を集めたほか、テレビ番組で取り上げられたこともあり、4万人台を記録した。その後、23年は2万人台、24年は1万人台まで落ち込んだが、25年に2万人台に回復し、今年はさらに増加した。7月も前年比4466人増の2万2600人と好調に推移している。

 町では各地のイベントで白崎を写真で紹介するなどPRに力を入れているほか、近年は「ゆらの助」を使ってゆるキャライベントなどで町の魅力を発信している。ゆらの助はイベントへの参加に加え、SNSでも町の観光名所を紹介しており、投稿をきっかけに訪れるファンも増えている。また、観光大使の由良ゆらさんを起用し町の名所や店舗を巡る動画を発信しており、ファンが「聖地巡礼」として訪れる動きもみられる。来場者が白崎の絶景をSNSに投稿するケースも多く、これらの発信の積み重ねが集客につながったとみている。

 戸津井鍾乳洞の8月の来場者数は3417人。テレビなどで取り上げられた前年の3594人から177人減少したものの、高水準だった前年並みの集客を維持した。