
第43回産経国際書展が東京上野の東京都美術館で開かれ、印南町西ノ地の書家、山下久美代さん(74)の作品が特別賞に次ぐ特選に選ばれた。直径8㌢、長さ25㌢の大きな筆を使って「無」の一字を力強く書いた作品。同書展には今回が初めての応募で、「驚きました。うれしいです」と喜んでいる。
山下さんは、京都を本拠地とする書道団体、墨人会に所属。主に大きな筆で用紙全体に大きく文字を表現する特徴的な書に取り組んでおり、墨人会の公募展で最高賞を受賞するなど活躍している。
今回は136㌢×105㌢の用紙いっぱいに「無」と書いて特選。起筆などに苦心したが、満足のいくものを出品できた。「これまで『無二』『無為』などの言葉を書いたことがあったのですが、『無』だけにしぼって書いてみようと思いました。今回が初めての応募で、選に入るとは思っていなかったので本当に驚きました。赤坂の明治記念館で行われた贈賞式にも出席させていただき、高円宮妃久子さまのお言葉も拝聴させていただくことができました。素晴らしい体験に感激しています」と喜びを話している。


