9月はがん征圧月間。時期としてとくに理由はないが、今年は「がん検診 定期受診は 自己投資」を統一スローガンに、秋田市で全国大会が開かれ、予防と正しい知識の啓発、検診受診の呼びかけなどが行われる。
和歌山県は南方熊楠をコンセプトとしたオリジナル啓発キャラクター「クマグス博士」をつくり、都道府県別順位が低迷している検診受診率の向上へ、金融機関や生命保険の民間企業、経済団体と連携して広報・啓発キャンペーンを展開する。
和歌山県では毎年、約8400人ががんになり、働き盛りの40代から60代の3人に1人が罹患。部位別には大腸が最も多く、次いで肺、胃、前立腺、乳房が続き、気管や気管支、肺といった呼吸器系、大腸、膵臓などで死亡者が多い。
かつては不治の病と恐れられたがんも、いまは誰もがかかる可能性のある身近な病気。早期に発見、治療をすれば多くの部位のがんは再発のリスクが大幅に低くなる5年生存率が9割を超える。
一般的にがんの進行度を表すステージは4段階に分かれ、胃、大腸、子宮頸、乳は最も初期のステージⅠなら5年生存率が90%以上。しかしいずれも、ステージが進行するにつれ生存率は急激に低下する。
命を永らえるには、早期発見が第一であることはいうまでもないが、そのために重要な定期健診受診率をみると、和歌山県は5大がんのすべてで全国平均を下回る。その要因は、会社など職域検診受診率の低さにあるという。
がん検診は全身の健康状態をみる健康診断とは違い、内視鏡などを使うため痛みや苦しみを伴う。皆さんも自分と家族が働く先で定期受診できていますか。ご確認を。(静)


