17日未明、御坊市薗の住宅が全焼する火事があり、現場で1人の遺体が見つかった。この家の火は通報から約3時間後に完全に消し止められたが、木造平屋の住宅が全焼し、東西両隣の民家と寺院に延焼。火元とみられる家に住む男性と連絡が取れておらず、御坊署は身元の確認を急ぐとともに、火事の原因を調べている。

燃え上がる住宅(写真左手が源行寺本堂)=読者提供=

 現場はきのくに信用金庫御坊南支店の東約200㍍、橋本幸司さん(62)宅で、御坊署などによると、午前3時ごろ、橋本さんから「家が燃えている」と消防に通報があった。

 御坊署と御坊市消防、地元の消防団合わせて20台以上が急行し、消火活動を展開。午前5時すぎに消防隊員が家の中で遺体を発見、火は5時14分に鎮圧、6時3分に完全に消し止められたが、木造平屋約80平方㍍の橋本さん宅が全焼したほか、東隣の源行寺、西隣の2階建て住宅に燃え広がり、最終的な鎮火は7時40分だった。

 橋本さんは90代の父親と2人暮らし。橋本さんの無事は確認されているが、父親と連絡が取れていないことから、御坊署は遺体が父親とみて調べている。

 現場周辺は民家が密集。盆休み明けの未明の騒ぎに、近くの住民は「サイレンの音で起きました。炎が真っ赤に燃え上がって怖かった」などと表情をこわばらせていた。