印南町統合中学校校舎建設工事の安全祈願祭が12日、現地で行われた。町や工事関係者ら約40人が出席し、神事で工事の無事完成を祈願した。統合中は町内4中学校を一つにし、校名案は「いなみ中学校」。物価高騰の影響を受けて入札は一度は不調に終わったが、再入札で和歌山市の株式会社小池組が落札。予定通り2028年4月の開校を目指す。

地鎮の儀を執り行う日裏町長

 神事は山口八幡神社の岡田朝臣宮司が執り行い、日裏勝己町長、設計・監理の株式会社岡本設計の坂本暁史代表取締役、施工の株式会社小池組の小池康之代表取締役が地鎮の儀、出席者が玉串をささげて工事の安全を祈った。

 日裏町長は、新しい中学校の建設に着手できることは町にとって大きな節目で、少子化の中でも子どもたちが仲間とともに学び、互いに高め合いながら成長できる教育環境を進めていくとの決意を述べた上で、「4つの中学校がそれぞれ積み重ねてきた歴史と、地域の皆さんが大切にしてこられた思いを受け継ぐ、新たな学び舎。子どもたちが安心して学び、支え合いながら自らの可能性を広げ、『印南町から世界へ』と羽ばたいていくことを心から願う」とあいさつした。

 敷地面積約3万5000平方㍍に、校舎棟と体育館、屋外トイレ棟、部室棟、グラウンド、テニスコートを整備する。校舎は鉄筋コンクリート2階建てで普通6教室、全校生徒が一堂に利用できるランチルーム、大階段、エレベーターのほか、個別・少人数学習に対応した空間も完備。グラウンドは直線で100㍍取れ、テニスコート4面も併設し、地域にも開かれたスポーツ環境を整える。標高42㍍の高台にあり、災害時には避難所として利用し、防災拠点としても機能させる。