
日高町平和を願う9条の会は8、9の両日、中央公民館で「平和のための戦争展」を開いた。
毎年開いており、会場には戦争に関する写真や説明文などを展示。今年は新たに方杭の森本圭子さん(87)が提供したサイパンでの遺骨収集の写真が並んだ。
サイパンでは当時2万人の日本人が暮らしており、1944年6月の米軍上陸の際には日本軍守備隊が全滅。残った多くの日本人も崖から飛び降りるなどして自決した。
写真は、兄の故中村清さんが1976年、77年、96年の3回にわたって参加した厚生労働省の遺骨収集事業の際に撮影した。無数の頭蓋骨やヘルメットをかぶったままの頭蓋骨、自決した崖などの写真が、戦争の悲惨さを生々しく捉えている。
96年には森本さんも兄とともにサイパン島を訪れた。「砲弾が届かず、未使用の大砲がたくさん並んでいた。食料なども届かず、当時の人たちはどれほど苦しかったのだろうと考えると、胸が苦しくなった」と話した。


