元メジャーリーガーの野茂英雄氏が総監督を務める中学生硬式野球2026ジュニアオールジャパン(野茂ジャパン)のメンバーに、御坊ボーイズ/ジュニアタイガースの杉本佳那莉(かなり)選手(河南中3年)が選出された。走攻守三拍子そろったオールラウンダーで、ジャパンでは副主将も務める。16日から米国・ロサンゼルスに遠征、現地のチームと親善試合があり、活躍が期待されている。

野茂ジャパンのユニホーム姿で活躍を誓う杉本選手

 野茂ジャパンはボーイズリーグとヤングリーグのトップレベルの選手15人で構成。過去、選出された選手からは多くの甲子園球児やプロ野球選手を輩出しており、スター選手の登竜門ともいわれている。23日の帰国まで、現地のチームと4試合を戦うほか、メジャーリーグのパドレス―ツインズの試合観戦なども行う。

 4月に行われたトライアウトで選出された。関西のボーイズから選ばれたのは杉本選手を含め4人だけ。タイガースでは不動の1番、中堅手。持ち味は「足と守備」と自己分析しており、出塁すると常に盗塁を狙い、非常に高い成功率を誇っている。俊足を生かした守備範囲の広さに加え、肩の強さにも定評がある。打撃はミート力と、最近は長打力もついてきた。チャンスに強い打撃を課題に挙げ、メンタルを鍛えるために日ごろの練習から常に得点圏を意識した打撃を心がけているという。

 タイガースでは主将を務め、タレントぞろいのチームをまとめる。野茂ジャパンでも主将に立候補し、手を挙げた3人でのじゃんけんで負けたが、副主将を任された。初めての日本代表とアメリカ遠征を楽しみにしており、「副主将として、しっかり声でチームを引っ張りたい。アメリカで一つでも多くのことを吸収し、一回り大きくなって帰って来たい」と抱負を述べた。

 タイガースの山﨑幸二会長は「野茂ジャパンは、日本の中学生にアメリカの野球を体験してもらう目的で始まった。本場ではどんな野球をしているのか勉強して、今後につなげてほしい」とエールを送っている。