由良町で地域の魅力発信に取り組むインスタグラマーのむんさんが、新たな挑戦に乗り出している。特産のさつき八朔を使った地ビールづくりだ。
むんさんはこれまで、インスタグラムを通じて由良町のグルメや観光スポット、特産品などを紹介してきた。2万5000人のフォロワーに町の魅力を届け、移住者ならではの視点で地域活性化に貢献している。
今回企画したビールも、由良町をさらに盛り上げたいという思いから生まれたもの。夏場には白崎などに多くの観光客が訪れる一方、夏の観光シーズンを代表する土産品が少ないことに着目し、新たな町の名物を目指して開発を進めている。
規格外のさつき八朔を活用し、製造場所にもこだわった。県外で製造すれば、せっかくの土産品が別の地域の商品という印象になってしまうため、由良町に近い有田川町のブルワリーに依頼するなど、県内での製造を選んだ。地元とのつながりを大切にしながら、醸造所との打ち合わせや販売に必要な準備、パッケージづくりなどを進めている。企画の発案から発売へ向けた過程も随時インスタグラムで発信し、フォロワーの期待を高めている。
観光地を訪れた際、酒を楽しむ人への土産として地ビールを選ぶ機会は多い。旅先ならではの味わいを持つ商品は、もらう側にとってもうれしいものだ。さつき八朔の爽やかな風味とビールの味わいが、どのように組み合わさるのか。個人的にも完成の日が待ち遠しい。
むんさんのビールが由良町を代表する新たな土産として定着し、町の魅力をさらに広げる一品になることを期待したい。(城)

