
1953年(昭和28)の7・18水害の犠牲者の冥福を祈るため、御坊市の日高川河口、天田橋で今年も地元住民の西川徹也さん(56)らによる供養が行われた。(7面に関連)
7・18水害は梅雨前線による集中豪雨で県内の死者・行方不明者約1000人という被害が出た。御坊市でも日高川堤防が決壊、死者・行方不明者は220人にものぼった。
当時17歳だった故橋本克彦さん=御坊市薗=は発生翌年から、毎年7月18日に供養を続けてきた。橋本さんは7年前に他界したが、近隣に住む西川さんはその10年前から共に供養しており、橋本さん亡きあとも遺志を継いで続けてきた。この日は橋本さんの妻由枝さん(87)、西川さんの次女愛栞(あいり)さん(御坊小6年)も参列。薗の常照寺前住職、栁岡正澄さんの読経で手を合わせて犠牲者の冥福を祈り、橋の上から供養の酒を捧げた。由枝さんは「今年も無事に供養できてほっとしました」、西川さんは「きょうは穏やかな天気で川もきれいですが、これがひとたび牙をむくとどれほど恐ろしいかということを、毎年の供養を続けることで発信していければと思います」と話している。


