あらゆる分野でデジタル化が進み、仕事で使うパソコンやタブレットはもちろん、情報収集やコミュニケーション、買い物、移動もすべてスマホで間に合う。同時にキャッシュレスも進み、安さ、早さ、便利さの追求が世の中を大きく変えつつある。
3年前公開の「ドライブ・イン・マンハッタン」という米国映画に、世知辛いキャッシュレス社会を描いた印象的なシーンがあった。ショーン・ペン演じる初老のタクシードライバーが深夜の空港でその日唯一の長距離客に当たり、しかも美人でテンションが上がったか、きょうはカード払いの近距離客ばかりでついていなかったと笑って愚痴る。
いまやタクシー料金の支払いもスマホによるカード決済、電子マネーがほとんどで、現金客が減った。ドライバーへのチップも、タブレット画面に金額を入力、あるいは表示される金額をタップするだけ。ようするに、現金のやりとりがないので自分の実入りが激減しているのだという。
イーロン・マスク氏の新興企業は、脳にチップを埋め込み、コンピューターと接続する技術の開発を進めている。データの流失や侵襲性など解決すべき課題は多いが、実現すれば、病気やけがで意思表示が困難な人を救えるという。マスク氏といえば火星移住計画を進める億万長者という印象が強く、この脳内チップもSF映画のようだが、すでに2年間の臨床実験を終え、実用化が着実に近づいている。
そんな陰謀論めいたニューワールドオーダー(新世界秩序)とは別に、先日、高野山のお寺で賽銭箱にスマホ決済のQRコードがあるのを見てびっくりした。また、最近は日高新報の社員のインスタ投稿が急増している。何かの力を感じるのは気のせい?(静)


