気象庁は8日、近畿地方の梅雨明けを発表した。平年より11日早く、観測史上最も早かった昨年よりは11日遅いという。約1カ月間続いたうっとうしい天候が一転、太陽の光がさんさんと降り注ぐ季節がやってきた。10日には夏の恒例行事である高校野球県予選が開幕し、間もなく子どもたちが待ち望む夏休みも始まる。

 一方で、真夏の厳しい暑さがひしひしと感じられるようになった。気象庁によると、今年の夏は太平洋高気圧の本州付近への張り出しが強く、全国的に気温は「平年より高い」見込みだという。猛暑となる恐れもある。御坊市の梅雨が明けた8日以降の天気予報を見ると、晴れマークがずらりと並び、最高気温も30度超え。梅雨の間は「早く晴れてほしい」と思っていたが、いざ真夏の日差しになると、「暑すぎて外に出るのが嫌になる」とついつい愚痴をこぼしてしまう。

 そんな中、特に気をつけたいのが熱中症。屋外での活動は無理をせず、こまめな水分補給と休憩を心がけたい。スポーツの現場でも近年は日中の暑さを避ける工夫が進んでいる。今年の高校野球県予選では、3試合が行われる日は第1試合を午前8時半、第2試合を午前11時、第3試合を暑さの厳しい時間帯を避けた午後3時開始とし、各試合では5回終了後に8分間のクーリングタイムを設けた。

 本格的な夏は始まったばかり。この季節は花火や夏祭りなどの催しも多く、子どもたちの夏休みを利用して家族で楽しめる機会も増える。暑さを嘆くだけでなく、十分な水分補給と休息を心がけて熱中症や夏バテを防ぎ、この夏の思い出を一つでも多く残したいものである。(雄)