御坊市が今年度と来年度で、道成寺とゆかりのある沖縄伝統の琉球舞踊の一つ「組踊」の所作を取り入れた、市民による創作劇「宮子姫物語」の制作・上演プロジェクトを計画している。来年3月21日に組踊の公演、来年度中に創作劇の上演を予定しており、舞台や音響のサポートスタッフ、踊り手などの参加者を募集。市民みんなで地域の物語を創り上げていく。
安珍清姫物語で知られる道成寺は能や人形浄瑠璃、歌舞伎など多くの古典芸能の題材になっている。組踊の中にも300年以上受け継がれる「執心鐘入」の演目があり、「静と動」を組み合わせた優雅で洗練された動きが特徴となっている。
市の新たなプロジェクトは約1700㌔離れた紀州と琉球の縁を大切にし、市民ゆかりの文化を鑑賞するだけでなく、作る側にもなって一層深くふれてもらう機会を提供するのが目的。昨年7月には市民文化会館で琉球舞踊の演者を迎え、体験会を開いたが、来年3月21日は「紀州と琉球の縁 道成寺縁起と執心鐘入」と題する本格的な公演となる。来年度中に実施する創作劇は同じく道成寺ゆかりの宮子姫物語から着想を得て脚本から練り上げていく。
公演と創作劇の両方に携わる制作(受付・会場案内、稽古場の準備など)と舞台技術(大道具、照明、音響補助)のサポートスタッフを募集中。対象は高校生以上。定員は制作、舞台技術が各20人程度。今年9月13日に第1回ワークショップを行う。創作劇に出演する踊り手の募集は対象が中学生以上。定員15人程度。ワークショップは今年10月10・11日、来年3月に計4回あり、プロの琉球舞踊家東江裕吉氏を迎える。
申し込みはチラシの2次元コードか、市民文化会館℡0738―23―4881まで。


