あっぱれ!の語源は、平安時代から使われている「あはれ(哀れ)」だという。哀れは今は悲しみや嘆きといったネガティブな言葉で使われるが、元々は喜びも悲しみも心の底から湧き出る感情を表す言葉だったようだ。小さい「っ」で強調してあっぱれと言われるようになり、称賛や感嘆の言葉として使われている。負けたとはいえ、侍ブルーの戦いぶりは称賛に値する、まさにあっぱれ! 歓喜や落胆の声も心の底から湧き上がった人が多かったのではないだろうか。
日本時間午前2時のキックオフ、寝不足で仕事に集中できなかった人も多かったろうが、きょうばかりは許してもらいたい。日本がブラジルに惜しくも敗れたサッカーワールドカップ。W杯で5度の優勝経験がある、サッカー王国ブラジルをあれだけ苦しめたのはすごいの一言。日本のサッカーレベルが年々、着実に上がってきていることは、筆者のような素人でも分かる。今日の敗戦がさらに日本を強くする、そんな気がしてならない。
1993年にJリーグが発足して33年、多くの日本を代表する選手たちが築いてきた礎の上に今がある。先人たちが少しずつ世界との差を縮めてきた結果だ。とりわけここ数年の日本人選手の世界での活躍は目を見張る。ヨーロッパで結果を残している選手はなにより精神力の強さが違う。
名解説者の本田圭佑氏も言っていたが、テレビやSNSで世界トップ選手のプレーがいつでも見られるようになったことが大きいと。小さいころから本物に触れることはサッカーやスポーツに限らず与える影響は大きい。日本代表の戦いも、未来を担う多くの子どもたちに本物を見せ、大きな刺激になっただろう。(片)

