26日は、サッカーワールドカップ中北米大会で日本がスウェーデンと対戦。スウェーデンに関する本が何かなかったかと思い、この作品を思い出しました。1980年代にはNHKでアニメ化もされていたので、比較的知る人も多い作品かと思います。

 あらすじ いたずら好きの少年ニルスは両親が教会へ出かけた留守に、家の中に入り込んでいた年取った小人と遭遇。つかまえようとして、魔法の力で小人にされてしまう。ちょうど飼っていた白ガチョウのモルテンがガンの群れにこたえて初めて飛び立ち、その首にしがみついて冒険飛行が始まった。彼らは、アッカという年老いた雌のガンが隊長を務めるガンの一団に入り、ニルスは厳しくも優しいアッカから多くのことを教わりながら、はるか北のラプランドを目指し、スウェーデン全土を旅してゆくのだった。

 ニルスは、聞きかじったフクロウの会話から、モルテンの世話をきちんとしながら旅を無事に終えて家に帰ってくれば、元通り人間に戻れると信じているのだが…。

 子どもの時に愛読していた、少年少女世界の文学全集に収録されていました。長い物語で、御坊市立図書館で借りた本では分厚い上下巻になっています。

 著者のセルマ・ラーゲルレーヴが「子どもたちに自国の地理を楽しく学ばせてほしい」との依頼を受け、学校の読本として執筆したものとのこと。あらためて読んでみると、ニルスとモルテンの旅をたどりながら、スウェーデン全土について自然と学べる構成になっていることに感心しました。日本についても、そういう本があればいいなという気がします。(里)