日高町議会は23日の6月定例会で、議員定数を11人から10人に減らす発議を原案通り可決した。次の一般選挙から適用される。議員定数をめぐっては、昨年8月から全員協議会で議論を重ね、1人減を提案。反対意見もあったが賛成多数で決まった。
発議は井垣弥議員が提出。「全員協議会での議論の結果、『議員の資質を高めていく』という観点から、議会機能を損なうことなく議会運営の効率化と町予算の負担軽減を図るため、10人にあらためることが適当」と説明した。
質疑の後、西岡佳奈子議員が「議会の地位、使命、議員の職責は非常に重い。それを果たすためにこの議場にいる議員は日々努力されており、自らの努力を否定するような定数削減案に思える。2007年の一般選挙から定数が14から11となったが、平成の大合併の嵐が収まり、単独自立のまちづくりに踏み出した時期で、財政面での意味合いの強い定数削減だった。人口はその時期と比べて増加している。そんな日高町で選挙を通じて私たち議員に託される町民の願いは多種多様。だからこそ年齢、性別、職業、地域、その他多様な人々が議員として選ばれることを保証し、一人ひとりの議員が職責を果たし、住民福祉の向上に寄与するため、定数を減らすべきではない」と反対の討論を行った。杉浦研太議員が「定数削減は悲観的な理由から行うものではなく、これからの議会のあり方を見据えた前向きな見直し。行財政改革や財政健全化を求める立場にある議会だからこそ、まず議会自身が改革への姿勢を示すことも必要ではないか。政策提言力や調査能力を高め、活発な議論を行うことで議会の質は十分に維持、向上できる。削減で議員一人当たりの責任は確実に重くなり、これまで以上に地域の声を聞き、現場へ足を運び、住民に寄り添う努力が求められるが、それこそが本来あるべき議員の姿。今回の定数削減は議会の弱体化ではなく、むしろ議会が自ら改革を進め、町民から信頼される議会へ変わっていくための第一歩」と賛成討論。採決は起立で行われ、賛成8、反対は西岡議員と清水正巳議員の2だった。
日高町議会の一般選挙時の議員定数は1955年から22人、63年から20人、83年から18人、87年から16人、99年から14人。2007年から11人になった。任期満了は27年2月12日。


