山野のミカン畑で見つかった
ツシマトリノフンダマシ

 日高川町山野のミカン畑で16日、テントウムシのような姿をしたクモ「ツシマトリノフンダマシ」(コガネグモ科)が見つかった。全国的にも珍しく、県内でも採取例は少ないという。

 体長5、6㍉で、丸い形。全体的にオレンジ色で、腹部に黒の複数の斑点がある。見た目はテントウムシのように見える。長崎県対馬で最初に見つかり、鳥の糞(フン)のような形をしていることからこの名前がつけられた。 

 発見したのは山野の農業男性で、自分のミカン畑で作業していたところ、見たことのないテントウムシのような虫を見つけ、スマートフォンで写真撮影。家に帰って調べてみて、「珍しいツシマトリノフンダマシではないか」と思い、再び畑に行って捕まえ、役場に持ち込んだ。17日に海南市の県立自然博物館学術員の神田雅治さん(27)が鑑定し、ツシマトリノフンダマシと判明。神田さんは「県内では採取された記録が少なく、今回の発見をきっかけに注目され、生息状況などが分かればと思います」と話していた。