東京の家具工房KOMAの技術作品展「関西KOMA祭」が今月27、28日、御坊市湯川町財部の塩路家具で開催される。職人が手掛ける美しいハンドメイド家具の展示や、職人による実演、ワークショップを企画。KOMAの本格的なイベントは西日本で初めてで、世界レベルの技術にふれる貴重なひとときとなる。

KOMAは2003年、東京出身の松岡茂樹代表が創業し、「一点もの作品の美しさを満たした製品作り」をコンセプトに自社工房で家具を製作。高度な技術で機能美を追求し、国内外から高い評価を受けている。松岡さん自身は20年に厚生労働省の現代の名工に選ばれ、これまで国内外9カ国で国際デザイン賞60冠を達成。KOMAでは現在、20人近い職人が働き、20年東京オリンピックの選手村などに設置されたシンボルファーニチャーも手掛けた。
今回のイベントは松岡代表が仕事で関西方面へ出張した際、長年にわたり付き合いがある塩路家具の塩路真隆代表取締役(38)と出会ったのがきっかけ。塩路代表から御坊市でのイベント開催を提案し、その熱意に押されたという。
KOMA祭では椅子などを中心に約40点を展示、販売。松岡代表の一番弟子となる武内舞子さんら職人6人が出向き、ワークショップでは龍神のヒノキを使った箸やキーホルダーなどの製作が体験できる。参加申し込み(有料)は当日のみ。
塩路代表は「私自身、KOMAの美しい曲線を持つ家具にほれ込んでいます。ぜひトップレベルの技術を感じてください。木の国でもある和歌山で、将来、若い家具職人が育つきっかけにもなれば」と話している。


