御坊市は今年度から、性別を問わず性や妊娠に関する正しい知識を身につけて健康管理に生かす「プレコンセプション(妊娠)ケア」に取り組んでいく。2学期から小学校と中学校で各1校程度のモデル校を指定して推進し、効果的な実施内容や方法を検討。来年度以降、他の学校にも広げていき、妊娠を含めたライフデザインや将来の健康を考えてもらう。

 こども家庭庁が昨年5月、プレコンセプションケア(プレコン)推進5か年計画を策定し、性や健康、妊娠に関する正しい知識を持ってもらうための情報発信、相談支援の充実などを進めており、まずはプレコンの言葉や概念の普及に力を入れている。今後、プレコンが浸透することで、性感染症や望まない妊娠の減少、孤立、自殺率の減少などにも寄与すると期待されている。

 御坊市でも以前から思春期体験学習などが行われているが、プレコンは一歩踏み込んだ学習内容となり、小中学生が▽若いうちから自分を知り、心身ともに健康な生活を送るよう正しい知識を取得▽悩みに対する相談場所や手段を知る▽自分の周りの大切な人のことを考え、行動するための力を育む――などができるよう取り組んでいく。指定校は今後選定し、ひだか病院助産師を迎えた授業でプレコンを学習。この様子を他の学校の教諭も見学し、授業内容を検証していく。

 市は11日に開かれた母子保健連絡協議会でプレコンについて説明。子宮頸がんの原因となるHPⅤの予防事業として講座を開くことも報告した。