
今回は私のお気に入りの児童書の1冊「ジャコのお菓子な学校」を紹介します。
食べることが大好きなジャコは勉強が苦手な小学生の男の子。ある日、図書館でクッキーのレシピが載った雑誌を見つけ、初めて自分1人でクッキー作りに挑戦する。自分で作ったクッキーはとびきりおいしくて、図書館でレシピを書き写してはいろいろなお菓子作りにチャレンジしていく…。
ジャコはお菓子作りを通してさまざまなことを学んでいきます。文字を読むことや書くことが苦手だったところは、お菓子作りのレシピを読んで、ノートに書き写すことでどんどんできるようになっていきます。算数の計算もお菓子を作るときに材料を計ることで学んでいきます。ジャコは失敗を重ねながらも新しいレシピにどんどんチャレンジしていき、お菓子作りが上達するだけではなく、勉強への苦手意識もなくなっていきます。苦手な勉強も大好きなお菓子作りに当てはめることで前向きに取り組むことができるようになります。
「読んだり、書いたり、計算したりすることが何の役に立つのかわからないし、つまんない」と言っていたジャコがお菓子作りのために必要なことだとわかると勉強への取り組み方が変わったように、この本では勉強はただ単にやらされるものではなく、好きなことのために必要なものとして描かれています。苦手なことも自分の好きなことに結び付けていくと楽しく学ぶことができると教えてくれる本でした。
巻末にはジャコ特製のチョコチップクッキーのレシピが載っていて、私も作ってみたくなりました。(彩)


