パソコンやスマホのゲームを原動力に新たな若者文化の形成やデジタル人材の育成を図ろうと、県がeスポーツ(ゲーム競技)推進とゲームクリエイター支援の2つの事業に力を入れている。すでにeスポーツ選手権開催やゲームクリエイターが集う全国初のコミュニティ構築などに取り組んでおり、将来的に新産業の創出や関連企業の誘致にもつながると期待されている。

県はZ世代の8割がゲームプレーヤーで、eスポーツを通じてデジタルスキルが習得できること、eスポーツやゲーム市場が成長産業であることなどからゲームに着目。高市内閣が掲げる日本成長戦略の一つにもなっている。
eスポーツ推進の事業では2024年度から高校部活支援を行い、これまで粉河高校など6校をモデル校として外部講師を派遣。高校eスポーツ選手権や企業交流戦も開催しており、今年度以降も継続し、パソコンの貸出事業も行う。28年度以降は事業の一部を民間主体にシフトしていく。
ゲームクリエイター支援の事業では昨年8月、県内外の16歳以上の学生や社会人らでつくるオンラインコミュニティGame Grove X(GGX=ゲームグローブクロス)を設立。セミナーや交流イベントを開催した。メンバーがゲームを制作するイベントもあり、最優秀賞のゲームは来月商品化されることが決まっている。26年度もコンテストや各種事業を予定している。
県デジタル社会推進課は「ゲームは楽しみながらデジタルスキルを身に付けたり、交流できたりするのが魅力。御坊・日高でも事業を推進していきたい」とし、eスポーツモデル校の指定などを検討していく。
7月4日GGXキックオフイベント GGXの今年度キックオフイベントは7月4日午後1時から、和歌山市のCXスクエア和歌山で行われる。対象はGGXのメンバー(先月現在229人)や現役クリエイター、クリエイター志望者、ゲーム企業・団体に所属している人ら16歳以上。参加費は無料。活動紹介や今年度の計画発表、ゲーム業界で活躍する人を招いたセミナーなどが行われる。申し込みはチラシの2次元コードから。締め切りは26日。


