みなべ町出身で立命館大野球部4年の西野啓也選手(上南部中、紀州由良リトルシニアOB―高知高)が、関西学生野球連盟春季リーグで首位打者とベストナインをダブル受賞。今月20日から平塚市で開かれる侍ジャパン大学代表選手選考合宿にも2年連続で選ばれた。強肩強打の捕手で、7月に台湾で開催されるワールドカレッジベースボールチャンピオンシップに出場なるか、注目されている。

首位打者のタイトルを獲得した西野選手(立命館大学提供)

 同春季リーグは4月から5月末にかけて6チームが3回の総当たり(先に2勝したチームに勝ち点1を付与)で争った。

 立命館はリーグ戦3位で全日本出場は逃したものの、西野選手は主に7番・捕手でスタメンフル出場。5月28日の同志社戦で4打数4安打の固め打ちで打率を3割2分6厘まで押し上げると、29日の最終戦では第3打席で左前に適時打を放って3割3分3厘とし、この時点で関大、関学の選手と3人が同率トップ。監督から交代の打診を受けたが断って出場を続け、第4打席に左前打を放って3割4分8厘とし、単独首位打者をつかみ取った。通算成績は46打数16安打で、昨年春、秋に続いて3シーズン連続のベストナインにも選ばれた。

 西野選手は「3人で同率首位打者を取るより、リスクはあるけど挑戦して単独で狙いたかった。ダメだったとしてもその方が悔いが残らないと思い、監督の交代打診に次の打席を志願した」と振り返り、「首位打者とベストナインはとてもうれしいが、優勝できなかった悔しさが一番。序盤は不調でチームに迷惑をかけたので、秋はとにかく優勝を獲りにいく」と意気込む。

 侍ジャパン選考合宿メンバー42人(うち捕手は5人)にも選ばれ「代表入りできるように頑張る」と闘志を燃やした。