日高川町和佐、和歌山南陵高校の生徒数が昨年度末の21人から110人にまで増え、各クラブ活動が充実した。日高地方では初めてとなるラグビー部が創設され、剣道部も新たにでき、部員不足で休部中だったサッカー部は活動を再開。従来からのクラブと合わせると、運動部5クラブ、文化部1クラブの計6クラブとなった。

同校を運営する学校法人南陵学園が資金難となり、2022年に職員の給与不払いなどが表面化。学校法人の本部がある静岡県から2年間にわたって生徒募集停止の命令を受け、生徒数が減少していた。各クラブも部員不足となり、昨年度に活動していたのはバスケット部、野球部、吹奏楽部の3クラブ。野球部に関しては部員8人では単独でチームを組めず、大会には他校との連合チームとして出場し、吹奏楽も部員が1人だけだった。
学校は生徒数を増やすことに力を入れ、今年4月の入学式には新入生82人を迎えたほか、その後も転校生が相次いで生徒数が増加。各クラブの部員数も増え、現在は野球部23人、バスケットボール部26人、サッカー部17人、吹奏楽部10人となった。創部されたラグビー部は12人、剣道部にも12人(男女各6人)が入部している。
ラグビー部はチームを編成する15人には3人足りない状況だが、南太平洋のラグビー大国、フィジー共和国から2人の留学生を受け入れて練習に励んでいる。今月23日に行われた初の公式戦(県大会)には新宮高校との連合チームで出場。熊野高校に14―50で敗退したが、監督を務める尾崎新さん(47)は「来年は全国大会に出場し、花園でプレーできるチームをつくる」と意気込みを見せ、同校は「スポーツや文化活動を通じ、社会で活躍できる人材を育てたい。文武両道の学校づくりを進めていきたい」と話している。


