釣り具メーカーの株式会社オーナーばり(本社・兵庫県西脇市)主催のアユの友釣り日本一を決めるオーナーカップ鮎2026の地方予選となる有田川予選が23日行われ、南部高校1年の山本渓太君(15)=田辺市龍神村湯ノ又=が1組2位入賞し、念願の本選出場権を獲得した。父の影響で子どものころから釣りが大好きで、アユ釣りは4年のキャリア。15歳の少年アングラーは全国大会でも話題となりそうだ。

有田川予選は、全国6河川で行われる地方予選の一つで、県内外から130人が参加。例年は1回戦と2回戦を行うが、今年はコンディションが良くなく1回戦のみで争った。
3時間以内に釣ったアユの匹数を競い、2組に分かれてそれぞれ上位4人の計8人が全国大会出場切符を手にした。山本君は抽選で1組となり、7匹を釣って4人が2位(1位は8匹)で並び、プレーオフを勝ち抜いて初の全国出場を決めた。
龍神村はアユ釣りのメッカの一つにかぞえられ、川の近くで育った山本君は父の影響もあって小さいころから釣りが大好き。小学生のころはアユをエサにするウナギ釣りに没頭していたが、5年生の秋ごろからアユ釣りをするようになり、6年生から本格的に道具をそろえて川に入るようになった。川で知り合うベテランの釣り師たちを見本に、ライン(道糸)を張らず緩めずギリギリに保つゼロテンションを学ぶなど腕を磨いてきた。同大会には中2、中3の時も出場したが突破ならず、3年目の挑戦で念願かなった。
休みの日はご飯を食べるのも忘れて一日中川で釣りをするほど。高校進学後は寮生活しながら部活の弓道に打ち込むどこにでもいる高校生だが、アユ釣りファンからは「15歳の少年が並みいる猛者を破ってすごい」と話題になっている。本番までは土日と夏休みは部活を休ませてもらって釣りをすることにしている。
全国大会は7月31日と8月1日に岐阜県の馬瀬川上流で開催される。「龍神村にはうまい人がたくさん釣りに来ていて、教えてもらったり、いろんな川に連れて行ってもらったおかげで予選を勝ち抜くことができたので、皆さんに感謝。全国ではグループ予選突破を目標に、上手な人の技術を見て吸収したい。将来はメーカーのテスターになれるように頑張る」と張り切っている。

