感謝状を手に土橋さん㊧と岡本さん。左は福田署長

 特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、御坊署は27日、紀陽銀行御坊支店の2人に感謝状を贈った。

 感謝状を受けたのは次長の土橋修さん(57)、行員の岡本有紀さん(54)。同署によると、4月13日午後1時ごろ、同支店を訪れた70代の女性が「アップルのギフトカードの送金方法を教えてほしい」と依頼。窓口案内人だった岡本さんが詐欺を疑い、土橋さんとともに詳しく聞いたところ、「宝くじで3億円が当選し、当選金を引き出すために引き換え料として、アップルギフトカード3000円分の送金が必要」と話したため、詐欺と確信、送金を思いとどまらせるとともに、警察に通報した。

 感謝状は福田智哉署長が同支店を訪ね、贈呈。土橋さんは「いろんな詐欺のケースがあり、ロビーや窓口の行員には普段から高齢者や高額、ATMでのおかしな振り込みは上司に報告し、警察と連携して適切に対応するようにしています。今回も本当によかった。初めは少額でどんどんつり上げていくケースもあるそう。地域の金融機関としてお客さまの資産を守れるよう続けたい」と話していた。

 昨年1年間の御坊署管内の特殊詐欺被害は10件、約1億円。一方で窓口での阻止が4件あった。今年の被害はこれまで3件、2000万円。福田署長は「少しでも被害を防ぐため、これからもよろしくお願いします」と話した。