プロ野球・ソフトバンクが20日、元広島の右腕で独立リーグの四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの小林樹斗投手(23)=美浜町出身=を育成契約で獲得したと発表した。昨年オフの戦力外通告から約半年で目標にしていたNPB(日本プロ野球機構)への復帰が決定。先発候補として期待の声もあり、新天地・福岡での飛躍を誓っている。

快投を見せる徳島の小林投手(今月6日、愛媛戦)=徳島・アグリあなんスタジアム=

 小林投手は2020年にドラフト4位で智弁和歌山から広島に入団し、1軍通算登板2試合。昨年10月に戦力外通告を受けた。今年1月に徳島の特別合格選手(球団推薦)に決まり、これまで7試合で3勝1敗1ホールド。27回を投げて34奪三振、防御率2・33と抜群の安定感を誇る好成績をマークしている。150㌔を超える直球とカーブ、スライダー、スプリット、ツーシームを操り、直近では6日に先発した愛媛戦で2失点完投、14奪三振。今春のWBCでは韓国代表のサポートメンバーとして強化試合で登板している。

 ソフトバンクでの背番号は「165」。投手陣に故障者が相次ぐ中での電撃補強で、シーズン中でも獲得できる小林投手に白羽の矢が立った。独立リーグからNPB復帰を果たした事例では、広島から四国アイランドリーグplus・高知を経て、ソフトバンクに入団した藤井皓哉投手が強力救援陣の一角を担って25年の日本一に貢献。小林投手にも同じような早期の支配下登録と活躍に期待がかかる。

 小林投手は徳島の球団ホームページを通じて「徳島では技術面はもちろん、周囲の『NPBへ行く』という強い思いに刺激を受け、あらゆる面で成長することができました。3カ月という短い期間でしたが、こうしてNPBの舞台に戻ることができ、うれしく思っています。これから一日でも早く支配下登録されるよう全力を尽くしますので、応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。