部活動の遠征中に磐越道で起きたマイクロバスの事故で新潟市の北越高校男子ソフトテニス部の生徒1人が死亡、複数が重軽傷を負った大惨事を受けて、宮﨑泉知事は19日の会見で、県立の中学校や高校の部活動の送迎に関する実態把握を進めていることを明らかにした。

 現行では部活動の手引きに基づき、遠征する場合は教職員が引率することになっており、その場合は公共交通を使うことが求められているが、やむを得ない場合は自家用車やレンタカーも可能となっている。それ以外に取り決めはなく、保護者が運転することがあるのか、安全運行のためのルールがあるのかなど、各学校、部活動単位でどうなっているのか、県として実態は把握できていない状況となっていた。このため、前年度や今年度について交通手段としてレンタカーを利用したのか、運転手は誰がしたのかなどを調査している。

 宮﨑知事は「県として部活遠征の送迎に関するガイドラインはなく、まず実態を把握して教育委員会を中心にどうすればいいのか検討するよう指示した。文科省と国交省はガイドライン(安全対策)を出すと言っているので、それを見て県としても対応をしっかり考えたい」と述べた。一方で「部活動を無駄に制限はしたくない」として、安全に配慮した態勢の構築にも意欲をみせた。