御坊市のひだか病院がデジタルマンモグラフィの最新鋭システム1台を導入した。同様のシステムで世界最小となる50ミクロンの画素サイズでより鮮明な画像撮影が可能となり、乳がん検出の精度がアップ。御坊・日高圏域でこの精度の装置は初めてとなり、乳がんの検診率向上と早期発見につながると期待されている。

乳がんは日本人女性の9人に1人がり患すると言われ、早期発見が何より重要。ひだか病院でもマンモグラフィを導入していたが、20年ぶりに最新のシステムに入れ替えた。富士フィルム株式会社が開発した「アミュレット エリート」と呼ばれるシステムで、X線撮影した乳房の画像が瞬時に表示される。50ミクロンという細かなピクセルサイズで撮影された画像により、悪性度が高いとされる微小石灰化した乳がんの形状や分布を高精細に検出できるという。検査に伴う乳房圧迫時の痛みを低減する新機能「なごむね(圧迫自動減圧制御)」も搭載し、最新の技術で被ばく線量の低減も実現している。購入費は1925万円。
同病院医療技術部長・画像診断センター科長の巽政仁さん(59)は「乳がん検診の受診率は御坊市が低く、『検査が痛そう』『放射線が心配』と検診をためらっている人もいると思います。女性の放射線技師がおりますので、最新のシステムで安心して受診してください」と話している。
同病院ではこれまで実施していなかったMRIでの乳がん検査(人間ドックオプション)も導入。胸圧迫の痛みや被ばくなどがないという利点があり、マンモグラフィと併せての検査を呼びかけている。

