国内外のトップ選手がタイムを競うUCI(国際自転車競技連合)公認の国際自転車ロードレース、第26回TOUR de 熊野(ツール・ド・熊野)が7日、昨年に続いて印南町で開催された。自然豊かな町内を一周する「かえる橋周回コース」を、鍛え抜かれたトップアスリートが最高速度・時速80㌔で疾走。沿道には町内全小中学生ら600人が応援に駆け付け、活気にあふれた。

かえる橋の急な登り坂で白熱のレースを展開する選手たち

 ツールド熊野は毎年古座川や太地など紀南で開催。わかやま国体でロードレースが開催されたことや、HUB参加者アンケートで印南町の熱意が高く評価されていることから昨年、初めて紀南を飛び出して開催された。

 今年は海外5、国内11の16チーム(1チーム6人)が参戦。国内からは元F1レーサー片山右京氏率いるチームUKYOらトップチームの選手が集まり、海外勢も日本国内ツアー初参戦の中国、アジアツアーランキング上位常連のマレーシアのチームなど豪華な顔ぶれがそろった。

 役場前のスタート地点で開会セレモニーが行われ、角口賀敏実行委員長が「こんなにたくさんの地元の応援、本当にありがとう」と感謝。日裏勝己町長は「まちを挙げて応援しています。来年もぜひ印南町で開催を」と歓迎し、藁科恭平印南町実行委員長や鶴保庸介参議院議員らも祝辞を述べた。

 日裏町長の号砲で約100人の選手がパレード走行に出発。ミニコースを回って役場前のスタート地点通過と同時にレースがスタート。1周30分弱、下り坂では最高速度約80㌔、かえる橋などの上りでも30~40㌔で走行する迫力のレースが展開され、沿道には子どもからお年寄りまで多くの町民が旗やうちわを振って、「頑張れー」の大きな声援を送って盛り上げていた。

 印南小学校5年の坂本優梨さんは「すごく迫力があって、かっこよかった。みんな頑張ってほしい」と話していた。