県が由良町大引地内の白崎海洋公園付近で進めている県道御坊由良線(大引工区)の拡幅工事は、海側へ道路を広げる路側工事が進んでいる。全体2区画のうち1区画はすでに完成、供用を開始しており、今年度は残る1区画で引き続き整備を進める。全体の完成時期は未定だが、数年以内の完了を見込んでいる。

昨年度に整備した路側

 工事区間は白崎海洋公園前から小引との境界付近までのうち、420㍍区間と340㍍区間の2カ所。これらを除く区間はすでに2車線化(幅員7・5㍍)されているが、この2区間は幅員が約4㍍と狭く、急カーブも多いため、安全性などに課題がある。

 県は通行の安全確保や利便性向上、観光振興を目的に、2019年度から340㍍区間の工事に着手。道路は海岸沿いに位置するため、海側にコンクリート構造物を設置し、その上に車道を整備する手法(路側工事)で進めている。

 路側工事はこれまでに340㍍区間で整備を終え、昨年度は舗装などを行って供用を開始した。420㍍区間は昨年度の約160㍍含め、これまでに約270㍍の整備が完了。今年度は残る約150㍍区間の工事を進める。完成時期は未定だが、これまでの進捗から数年以内の供用開始を見込む。今年度の予算は約3億円。

 この道路に続く小引区間約850㍍は2022年度に完成しており、大引工区が整えば、白崎や衣奈の風光明媚な景観を楽しめる観光ルートとして地域活性化への寄与が期待される。

 昨年度の施工業者は次の通り。

 夏目水道(印南町)、西谷建設(日高川町)、有限会社和歌山ライン(和歌山市)、和興建設株式会社(日高川町)、株式会社岩本興産(みなべ町)