会見で「公正誠実、基本に忠実にすることが大切」と中村検事正

 和歌山地方検察庁の新しい検事正に、中村功一氏(53)が10日付で就任、16日に和歌山市の地検で会見し、「一つひとつの刑事事件について、関係機関と連携し、適正妥当な刑罰権の行使が実現されるよう努め、皆さまの負託に応えたい」と抱負を語った。

 中村検事正は東京都出身で東京大学法学部を卒業、1997年に東京地検の検事に任官後、大阪地検公安副部長や東京地検刑事部副部長、那覇地検次席兼福岡高検那覇支部検事を歴任。前任は東京高検総務部長で和歌山へは初めてとなった。

 会見では「歴史、文化、自然、人に恵まれた和歌山に検事正として着任し、重責に身が引き締まる思い」としたうえで、「捜査を尽くして証拠を集め、起訴すべきものを起訴し、公判でも主張、立証を尽くして適正で妥当な刑罰権の行使が実現されるように努めたい」と強調。犯罪被害者の支援や再犯防止について、「単独でできることは限られる。さまざまな関係機関と連携して適切に行っていく」と力を込め、「公正誠実、基本に忠実にすることが大切と思っている」と述べた。

 趣味はジョギングや三線(さんしん)。これまで和歌山には旅行で高野山や熊野古道、白浜を訪れたことがあるといい、「もっと和歌山を知り、経験したい」と笑顔ものぞかせた。