現職9人、新人6人が立候補し、3人超過の激戦となった日高川町議選もきょう18日で舌戦終了。情勢は現新3人が上位争い。下位は5人が団子状態とみられ、その中から誰が抜け出すか。今回は12年ぶりの選挙で、「票が読みづらい」という声が上がる中、各陣営の攻防は最後まで予断が許されない状況となっている。
13日現在の有権者数を地区別にみると、川辺が5032人、中津が1335人、美山が1064人。各地区の候補者数は川辺10人、中津2人、美山3人で、有権者数を候補者人数で単純に割ると、川辺地区が500人、中津地区が660人、美山地区が350人となり、美山地区が一番の激戦地区。数字的には中津地区が有利だが、3地区とも各候補入り乱れて票の奪い合いが続いている。
引退票では和佐の山本啓司氏が前回戦で獲得した759票(トップ当選)、皆瀬の吉本賢次氏の330票、三百瀬の故井藤清氏の492票がどう動くのかもポイント。
現職と新人の平均年齢をみると、現職9人の平均は69歳で、新人6人の平均の56歳よりも13歳高くなる。以前から「議会の高齢化」という声が上がる中、現職はこれまでの実績をアピールして票につなげることができるか。逆に、新人候補は若さを武器に世代交代の流れを引き寄せられるのかも鍵となる。
候補者別にみると、小熊の熊谷重美候補は唯一の女性。出身地の山野を中心に支持を拡大。今回も精力的な運動で上位もうかがう。
同じく小熊の伊奈禎胤候補は同じ地盤から新人が出馬がどこまで影響するのかが鍵となるが、議長を務めている実績から中位入りは果たせそう。
土生の堀辰雄候補は地元や経営する不動産業のほか、出身地の美山地区関係者などの支持を図るが、今回は同じ地区からの新人出馬で苦戦している模様。
川原河の新人森岡富二候補は地元や出身地の寒川から支持を受ける。以前に勤めていた郵便局のつながりも生かして上昇ムード。
土生の新人薮井貴史候補は地元を中心に支持を拡大。会社役員を務める建設業の関係も生かして安全圏入りか。
船津の龍田安廣候補は候補者2人の中津地区から出馬。同地区では保守系唯一で、地元を中心に安定感した戦いを展開。
蛇尾の新人尾上武繁候補は47歳で最年少。街頭演説などで懸命に支持拡大を狙う。地元が小さく苦戦しているが、若さを武器に全域への運動で巻き返せるか。
小熊の新人長岡正博候補は、地元や塗装業の仕事関係のつながりを生かして支持拡大に努め、ボーダーライン突破へラストスパートをかける。
若野の堀江才二候補は地元や所属している猟友会や漁協関係のつながりで支持を呼びかけるが、前回の選挙戦よりも厳しそう。
初湯川から出馬した新人玉置渡候補は元代議士公設秘書を務めた経験をアピールして票上積みを目指すが、運動員不足もあって厳しい戦いか。
江川の山本芳徳候補は4年前の前回、無投票で初当選。初めての選挙戦となる今回は地元の江川区やスポーツ関係を中心に支持を拡大、上位をうかがう勢いか。
和佐の新人は西川富雄候補。小熊地区に次いで票の多い和佐から唯一の候補で、きめ細かい運動に加え、新人の期待票が加われば上位も。
坂野川の共産党原孝文候補は党の基礎票に加え、町内全域からの得票を狙う。今回も安定感のある戦いを展開しているとみられる。
平川のベテラン入口誠候補は6選を目指すが、美山地区からの新人出馬が影響しているとの見方もあり、前回の選挙戦よりも苦しい戦いか。
初湯川の共産党山本喜平候補は地元の美山地区から新人2人が出馬しているが、党の組織票に加え、日頃の精力的な活動を票につなげられるか。


