日高川町の和歌山南陵高校で5日、入学式が行われ、県内外から新しく82人を迎え入れた。前校長で学校法人南陵学園の理事長だった甲斐三樹彦氏(当時54歳)の急逝に伴い、新しく理事長に就任した井野元裕氏(56)=宮崎市=が式辞し、生徒と保護者に学校生活には何ら支障はないことを強調。学校の再出発を誓った。校長の後任は未定。

式には保護者ら含めて約300人が出席。国歌やレゲエ調の校歌を斉唱し、井野理事長が「前校長の甲斐の志を引き継ぎ、教職員が一丸となって生徒一人ひとりを大切にする生徒ファーストの教育を進めていく。(学校運営に関しては)心配されたと思いますが、大丈夫です」と話し、新入生に対しては「高校時代はこれから大人になる3年間。悩んだり、壁にぶつかったりすることもあると思いますが、そのときは自分を信じて自分を好きになって、3年間を過ごしてください」と式辞した。
新入生代表の栗栖優さんが「一人では解決ができない困難な局面があっても、全国から集まった志を持つ仲間と話し合い、対話を重ねるプロセスを経て最適解を導き出していきます」と誓った。
井野理事長は取材に対し、「甲斐とは20年の付き合い。熱い男で素晴らしい人でした。今後の学校経営は資金面などを含めて何の不安もない」と話した。
南陵高校のクラブ活動は野球、バスケット、吹奏楽、サッカー(休部)の4クラブだったが、今年度からはサッカー部が活動を再開し、ラグビーと剣道が新しく創設されて6クラブとなった。

