
今回紹介する本はたかぎなおこさんのコミックエッセイ「おまつり万歳!」です。
この本は著者が実際に日本各地の祭りに行き、町の雰囲気を楽しんだり、ときには祭りに参加した体験をイラストや写真で紹介した1冊です。この本で紹介されている祭りは私自身、今まで知らなかった祭りがほとんどでしたが、特に印象に残ったのは桜と紅葉が同時に楽しめるという愛知県の「小原四季桜まつり」です。この祭りは毎年11月中旬頃から下旬頃に開催されており、秋に咲く四季桜という桜と紅葉が一緒に見られるという珍しい祭りです。この本では桜と紅葉のピンクと赤、黄色が混ざり合った美しい景色がイラストと写真で紹介されていて自分も1度は実際に訪れてみたいと思いました。祭りといえば混雑に巻き込まれたり、天気予報に一喜一憂することも楽しみの1つかなと感じさせてくれました。
また、この本ではご当地ならではのグルメもたくさん紹介されています。B級グルメで有名な「横手焼きそば」や「みそポテト」といった祭りならではの屋台グルメから、蜂の幼虫が入った「へぼめし」という普段なら食べるのをためらうような郷土料理まで祭りの雰囲気も込みでおいしそうに描かれているのが印象的でした。たかぎなおこさんといえば食に関するコミックエッセイも複数出版されているので、食べることが好きな人にはそちらのエッセイもおすすめです。この本は食だけではなく、祭りや旅を身近に感じさせてくれ、読むだけで自分も日本各地の祭りを体験したような気分になれる1冊でした。(彩)


