公益財団法人介護労働安定センターの本年度理事長表彰受賞事業所が決まり、印南町の社会福祉法人同仁会特別養護老人ホームカルフール・ド・ルポ印南が近畿地方で唯一選ばれた。6日には同センター和歌山支部から表彰状伝達が行われた。障害者や高齢者雇用を促進していることや職員のキャリアアップをサポートするなど働きやすい環境づくりへの取り組みが認められた。

上野山支部長㊧から表彰状を受ける辻理事長㊥と辻施設長

 同センターでは、介護労働者の福祉増進、魅力ある職場づくりを目指して地域活動など地域に貢献し、他の模範となる事業所を表彰している。本年度は全国で15事業所が理事長表彰を受けた。

 同仁会が印南町山口で運営するカルフール・ド・ルポ印南は2011年から障害者雇用を進めており、現在は7人が従事している。就職6カ月後の定着率は100%、支援担当者の配置、支援学校との連携による新たな受け入れなどを実践。昨年9月には厚生労働省が障害者雇用に積極的な中小企業を認定する「もにす認定事業所」にも認定された。

 障害者や高齢者雇用だけでなく、介護アシスタント制を導入して新人職員らをサポートする新たな人材育成システムも構築。一人前になるまで支援しているほか、職員のキャリアアップに関してセミナーや講習会に積極的に参加しスキルアップする支援を行っている。働きやすい職場環境づくりをバージョンアップさせることで職員の満足度が高まり、さらには利用者の満足度の向上にもつながっていることが高く評価された。

 伝達式はカルフールで行われ、上野山勲支部長が同仁会の辻寛理事長とカルフール印南の辻恵美施設長に表彰状と記念品を手渡した。上野山支部長は「多忙を極める正規職員の負担軽減を図るとともに、障害者を多く雇用することで過疎地域の働き場の一翼も担っている。魅力ある職場づくりのロールモデルとしてさらなる飛躍を期待します」と祝辞を述べた。辻理事長は「地域の皆様、関係機関、何より現場で日々献身的に業務に励む職員一人ひとりの努力のたまもの。今後も介護労働者の福祉増進と誰もが働きたくなるような職場づくりに貢献していきたい」と話した。