日高地方で唯一の中学生サッカークラブチームの「FCフライハイツU15ベローラ日高&フューチャーズ」が発足して3月でちょうど2年。3年目スタートとなる4月からは1期生が最高学年となり、新1年生も加えて全学年がそろう。現メンバーは男女28人、新1年生も10人以上が入部予定の大所帯となり、サッカーを続けたい選手の受け皿として着実に浸透している。

代表兼監督を務めるのは、御坊市を拠点に誰でもサッカーを楽しめる教室等を提供しているSISスペシャルプログラムの坂本寿里也さん。ベロー・ラ日高前監督の梅本昌照さん(享年58)が2023年に急逝し、思いを引き継ごうと中学生年代のチームを立ち上げた。自身が中学生時代に所属していた日高フューチャーズへの感謝も込め、フライハイツの中学部として、クラブ名に思いを詰め込んだ。
メンバーは日高地方全域と湯浅などから2年生15人、1年生13人で、4月に新1年となる現在小学6年生も現時点で10人以上が入部の意向。総勢40人規模となる見込みだ。数年前までは日高地方に中学生クラブチームが3チーム、中学の部活に2チームあったが、現在はフライハイツだけ。田辺や海南、和歌山のチームに所属する選手も多いが、「もっと近くで気軽にサッカーを続けたい、楽しみたい」という選手の受け皿となっており、小学生年代の指導者からも「フライハイツのおかげでサッカーを続けられる環境ができた」と非常に喜ばれている。
チームのコンセプトは「地域の子どもを大切に育てる」と「主体性を持たせる」。普段の練習から選手の自主性を伸ばすことを尊重しており、試合等での結果を踏まえ、どういう練習をしていけばいいかを選手たちが話し合って決めているのも特徴だ。
チームは県のリーグに参戦しており、村嵜真叶主将(日高中2年)は「仲がいいチーム。試合で一つでも多く勝って、次の世代につないでいきたい」と張り切る。坂本代表は「サッカーを通じて地域の子どもたちを育て、高校など次のステップにつなげるのが一番の思い。中学からサッカーを始め、今はチームの主力になっている選手もたくさんいる。サッカーをしたい選手は誰でも気軽に来てほしい」と話している。


