
宇宙ベンチャーの株式会社スペースワンは1日、小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げを天候分析により延期した。発射予定時刻直前の発表に、見学会場の来場者からは落胆の声が上がった一方、次回に期待する声も聞かれた。
那智勝浦町の旧浦神小学校には数百人が集まり、出店で買い物をしたり、ロケットの模型と記念撮影をしたりしながら打ち上げ時刻を待った。
この日は晴天で風も穏やか。学校屋上の特別観覧席では司会者によるジャンケン大会やトークが行われ、誰もが「きょうこそ大丈夫」と口にし、期待が高まる中、スペースワン関係者がステージに上がり、「残念なお知らせがあります」と延期を告げた。来場者は驚きと落胆の表情を見せたが、「また次来よう」と気持ちを切り替え、スタッフにエールを送る姿も見られた。
大阪から来た20代の夫婦は「3歳の息子に見せたくて初めて来ました。こんなに天気がいいのにまさかという感じです。残念ですが次も来たい」と話した。
同社は記者会見で「上空の風が想定より弱く、機体に負担がかかることを懸念した」と延期理由を説明した。
株式会社スペースワンは2日、小型ロケット「カイロス」3号機の打ち上げを4日に行うと発表した。場所は串本町のスペースポート紀伊で、時間もこれまでと同じ午前11時から。


