県の第1回和歌山一番星アワード認定商品が決まった。加工食品と産業製品合わせて20商品あり、日高地方からはみなべ町東本庄、株式会社東農園の「原酒梅酒」と同町西岩代、てらうめ有限会社の「そのまんま梅の床」の2商品が選ばれた。20日には東京の東郷記念館でグランプリ商品選定イベントが行われる。

一番星アワードに認定された20商品を前に粟飯原審査委員長㊧と宮﨑知事

 2028年度末で廃止する現行のプレミア和歌山に代わる制度で、これまで以上に商品を厳選して認定件数を大幅に減らし、プレミア感を演出するのが狙い。プレミア和歌山は24年4月現在で1316商品があるが、一番星アワードでは1年間につき20商品程度の認定とし、5年間で100商品を上限に選定。一つの商品の認定期間は5年間とし、更新はなし。

 第1回アワードには117商品の応募があり、外部有識者で構成する県推奨県産品審査委員会が「選び抜かれた県産品を全国、そして世界へ届ける」をテーマに審査した。認定20商品はミカンや梅を使用した飲料、菓子類、パイル織産地のインテリア雑貨などがあり、うち株式会社アーマリン近大(白浜町)の「近大キャビア」、株式会社岩谷(串本町)の「紀州 梅真鯛梅」など5商品には審査委員特別賞も贈られた。

 東農園の原酒梅酒は自社農園の完熟した南高梅を使い、一滴の水も加えない原酒仕立てで、華やかな香りと奥行きあるコク、凛とした酸味が特長。てらうめのそのまんま梅の床は無農薬の南高梅の梅酢と果肉を生かした発酵調味料で、野菜を漬け込むだけで梅の穏やかな酸味と旨味が素材に行き渡る。

 今月10日の発表会見では粟飯原理咲審査委員長が「安全性をベースに共感性、独自性、可能性の3つの基準から選びました。審査を通じて和歌山に素晴らしい産品があることを実感しました」、宮﨑泉知事は「これらの商品なら売れると確信している。和歌山のブランド力の向上につなげたい」と話した。